平板載荷試験

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平板載荷試験

FLAT PLATE LOADING TEST

平板載荷試験は、建築物を建てる際にその土地がどのくらいの重量に耐えられるかを求める地耐力試験の1つです。平板載荷試験においては、直径300mmの平らな鉄板に荷重をかけ、その時の時間経過による変位を測定し、荷重・時間・変位の関係から地耐力を求めます。

平板載荷試験には、以下の装置を使用します。

  • 載荷板 鉄製円形平板 直径:30cm 板厚:25cm
    谷藤機械工業(株)製 1枚
    ジャッキ 分離式油圧ジャッキ 能力:20tf
    (株)双葉製 1台
    荷重管理 ロードセル 能力:20tf
    共和電業(株)製 1器
    デジタルゲージ 測定範囲:50mm 形式:507型 精度:1/100mm以上
    (株)小野測器製 4個
    基準梁 L型鋼 寸法:50×50×5mm L=2400mm 2本
    基準梁支持杭 L型鋼 寸法:50×50×5mm L=300mm 4本
    その他 マグネットスタンド、砂、石膏、サポート材
    ストップウォッチ、水準器等
  • 平板載荷試験装置概念図
    (1)H鋼 (2)サポート (3)球座 (4)ロードセル (5)ジャッキ 10t (6)ダイヤルゲージ
    (7)支柱 (8)マグネットスタンド (9)載荷板 (10)荷重指示器 (11)基準梁

    載荷状況

    平板載荷試験の結果(荷重-沈下-時間 曲線)
    (1)時間-荷重曲線
    (2)時間-沈下曲線
    (3)荷重-残留沈下曲線と荷重-弾性もどり量曲線
    (4)荷重-沈下曲線

  • 平板載荷試験の結果は、載荷板の荷重強さと沈下量の関係より、基礎の支持地盤の沈下および支持力の検討に用いられます。
    しかし、基礎の沈下や支持力は基礎の根入れ、形状、大きさ、剛性、地盤構成、地下水位、載荷重、載荷時間などのいろいろな条件に支配されます。
    一般に平板載荷試験による支持力特性は載荷板直径の1.5~2.0倍程度の深さの地盤が対象となります。