物理探査手法
弾性波探査 | 速度検層 | 磁気探査 | 電気探査 | 地中レーダ探査 | 微動アレイ探査 | 重力探査
弾性波探査
■概略
弾性波探査は、地下を伝わるP波またはS波が物性(主にP波速度、S波速度および密度)の異なる境界で屈折や反射する現象を利用して、地下構造を調査する手法です。
速度検層(PS検層)
磁気探査
■概略
一般に物理探査の中で磁気探査といえば陸上・海上あるいは空中で地球磁場を測定し、これに基づき比較的広い範囲において地下の磁性体分布を求める(例えば、帯磁率の高い火山岩などの分布を把握する)ことを示します。
当サイトでは、弊社の得意とする、探査対象が上記の物理探査の対象よりも非常に小さく、深度も地表~10m以内で極浅所に限定される鉄類の磁気探査について、
「業務案内 > 埋没鉄類探査」にて解説しています。
電気探査-比抵抗二次元探査
電気探査-高周波交流電気探査
■概略
高周波交流電気探査は、(国研)産業総合技術研究所が開発した技術で、舗装路面上から非破壊で地下浅部の比抵抗分布を高精度に探査することができます。この長所を生かして、水道管路周辺の土壌比抵抗を効率的に調査することにより、水道管の腐食リスクを評価し、水道管更新優先度の決定への活用が期待されています。また、舗装路面下の空洞調査等に適用することも可能です。
地中レーダ探査
■概略
地中レーダ探査は電磁波の反射を利用し、地下浅部の地中情報を金属、非金属を問わず効率的に探査します。
(空洞以外の調査も可能です。)
また、非破壊検査なので、路面や壁面を痛めたり、汚したりせずに手軽に探査できるシステムです。
微動アレイ探査
■概略
微動アレイ探査は、地下構造推定法として比較的新しく開発された探査法です。
複数の地震計で微動(微小な地盤振動のうち、振動源が特定できないもの)を同時観測し、このデータを処理することによって観測地点の地下構造を求める簡便かつ画期的な深部地盤探査法です。