創立80周年を迎えます
- 創立80周年を迎えました
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弊社は1942年(昭和17年)12月7日の創立以来、80周年を迎えることになります。
80年の間には好景気と不景気が大きな波のように繰り返し、不況の波に呑み込まれそうになった事もありました。
しかし、何とか持ちこたえて今日存続できていることは、ひとえに皆様のご支援・ご指導の賜物であり、心より感謝申し上げます。
昭和17年と申しますと太平洋戦争中に創立したわけですが、当時は、国策の大東亜共栄圏構築の一端を担う形で 「大東亜縦貫鉄道」の揚子江(長江)河底トンネル建設のための弾性波探査などを実施しております。 1942(昭和17)年の閣議において、東アジアおよび東南アジアの交通政策や縦貫鉄道計画を検討する 「大東亜建設審議会」の設立が決定され、そこで審議された路線構想は①東京-下関-釜山-天津-北京-桂林-シンガポール、 ②東京-奉天-ハルビン-満州-イルクーツク-モスクワ-ベルリン、 ③東京-天津-張家口-安西-カシュガル-カブール-バグダード-イスタンブール-ベルリンなどであり、気宇壮大なものであったと感じます。
しかし、創立3年で戦争は敗戦により終結を迎え、大東亜共栄圏構想は夢と潰えるわけですが、 終戦後は荒廃した国土再建の一端を担うべく、鉄道・道路・空港・ダム・河川・港湾・発電所など国の経済発展に 必要不可欠な社会基盤の整備・拡充に伴う種々の調査において、微力ながら貢献できたと思います。 少なくとも、創立社長の渡邊貫はじめ先輩方はそのことを自負していたことでしょう。
その後、日本は奇跡的な経済復興を遂げますが、弊社も専門技術サービス業としてその時々の社会の ニーズにお応えするために事業の幅を拡げてまいりました。これからも技術革新を絶え間なく行い、 より複雑化・高度化する皆様のご要望を実現すべく努力を続けてまいります。
これからは20年後の『元気な百年企業』を目指して頑張ります。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 石田 定