関西支店 技術部
高校時代、東日本大震災を体験し、エネルギー学や地質学を勉強しようと思い、秋田大学工学資源学部地球資源学科に入学。大学の講義で、地震や電気などの物理現象を利用して地盤情報を調べる、物理探査学を学び、興味を持ったのが、物理探査を得意とする日本物理探鑛に入社を決めた理由です。
現在は、地質調査(調査ボーリングの管理、データの整理・分析、物理検層・探査)をメインに担当しています。調査ボーリングの現場では、機械を使ったボーリング作業は業者さんに行っていただきます。私自身の仕事は、工程調整や機材の手配など現場管理を行いつつ、現場での試験や物理検層などの実作業も行うことです。円滑に作業が進むように、業者さんと積極的にコミュニケーションをとり、良い関係を築くことが大切です。また、地質調査は構造物を施工する工程において最初の作業ゆえ、地域の皆さんに少しでも良い印象を持ってもらえるように、挨拶などを心掛けています。
私が所属する関西支店には、経験豊富なベテラン技術者が多数在籍しております。入社8年目となる私は当社が培った技術を先輩方から学びながら、上司と若手を繋ぐことも私の役目。会社全体で培ってきた技術をきちんと継承し、10年20年経ったときに、ベテラン技術者の一人として自分の名前が出てくることをめざしています。「地質の調査」をする会社と聞いて、「難しそう…」というイメージを持たれている人も少なくないと思いますが、この仕事は建物や橋、道路などの建設に必要不可欠であり、確かなデータが将来のトラブルを未然に防ぎます。安全な社会に貢献するやりがいのある仕事で、キャリアをスタートさせてほしいと思います。