東関東支店部長
大学で専門に学んできた地球物理の知識を活かそうと、日本物理探鑛に2000年に入社。今、携わっているのは茨城県ひたちなか市にある工業団地予定地の不発弾探査です。米軍施設の跡地ゆえ、処理しなければならない不発弾が少なくなく、東京ドーム四個分、約20万平米の土地を約6ヶ月かけて調査しています。
その他にも道路や橋、トンネルなどインフラ構造物を作るための地盤調査も当社の得意とする分野です。ボーリングを行い地下の状況を知るのが一般的な地質調査だと思いますが、当社は観測機器を使って地下の状況を把握する物理探査を行います。1地点の地質しかわからないボーリング調査と違い、物理探査は平面的な広がりを持って地質情報が得られる点で有用とされ、当社はその調査技術において業界屈指の経験ノウハウを持つことで知られています。
地層を構成する物質は、地域や堆積した時の環境によって異なります。各々の現場に合う調査技術が必要なので、当社では本社での一括管理ではなく、地域に根付いた支店ごとの技術を駆使し、人材育成を実施しています。日本全国に支店があり、出張応援に行ったときにその支店ならではの技術や知見が得られ、新たな発見ができることも楽しみの一つ。また橋脚など構造物ができたときに、当社が施工前に調査したことにより、安心安全な基礎づくりに貢献したと実感できることも仕事のやりがいとなっています。