日本物理探鑛株式会社

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遺棄化学兵器調査を行う

遺棄化学兵器調査は以下の流れで行います。




周辺環境調査…遺棄化学兵器についての情報を収集します。

 聞き込み調査…当時を知る住民に聞き込み調査を行い、過去の状況、証言、土地利用履歴などを整理します。

 資料調査…当時の航空写真、記録などから土地利用履歴や毒ガスに関する情報などを整理します。

 井戸調査…周辺の井戸の使用状況、深度、地下水位などをまとめ、井戸台帳を作成します。また、井戸水をサンプリング・分析し、成分を調べます。

井戸調査の様子
井戸調査の様子
地下水サンプリングの様子
地下水サンプリングの様子

周辺大気調査…現場周辺大気のサンプリング・検知・分析を行い、毒ガス成分が漏出していないかどうか確認します。

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地表面調査…地表面から化学兵器が埋まっている場所を調べます。

 レーダ探査…電磁波を地中に向けて照射し、その反射波を解析することで、地中にある異物を探査します。

レーダ探査の様子
レーダ探査の様子

 水平磁気探査…磁気探査器により地中の磁性物を探査します。

水平磁気探査の様子
水平磁気探査の様子

 毒ガス検知…毒ガスが漏出していないか、化学剤検知器などで地表面を検知します。

毒ガス検知の様子
毒ガス検知の様子


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ボーリング調査…ボーリング孔を掘削し、その孔を利用して様々な調査を行います。

ボーリングマシンによる掘削
ボーリングマシンでボーリング孔を掘削している様子

 鉛直磁気探査…掘削孔の周辺に危険物がないか、ボーリングマシンで数メートル掘削するごとに確認探査を行います。

 土壌・地下水調査…土壌・地下水のサンプリング・分析を行い、その濃度分布や水質的特性から危険物の範囲を絞り込みます。また、地下水の流向・流速測定、トレーサー試験なども行います。


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掘削時毒ガス調査…毒ガスが漏出していないか、重機で数十センチ掘削するごとに化学剤検知器などで確認検知を行います。
ガスクロマトグラフ質量分析計による定性分析
携帯型ガスクロマトグラフ質量分析計で未知ガスを分析している様子


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環境大気調査…現場周辺大気のサンプリング・検知・分析を行い、毒ガス成分が漏出していないかどうか確認します。

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