NHKのテレビ番組"プロジェクトX"で
スエズ運河拡幅・浚渫工事が取り上げられ
弊社が実施した磁気探査が紹介されました


プロジェクト X

第106回 爆発の嵐 スエズ運河を掘れ
2003年1月21日放送


第4次中東戦争の終結後,封鎖されていたスエズ運河は1975年(昭和50年)に航行できるようになりました。それと同時にスエズ運河浚渫工事も再開されましたが,海底に多量に残されていた不発弾の爆発事故が頻発,工事は難航を極めていました。昭和51年から5年間 弊社は海底に残存する砲弾や爆弾などの不発弾を探査する海上磁気探査で工事に協力いたしました。多数の不発弾が回収され,昭和55年12月16日 浚渫工事は無事終了しました。

運河再開記念の初日カバー(1975年6月5日)


スエズ運河で行なった海上磁気探査の方法は,FRP製の観測台船から磁気センサを海底に吊り下げ,観測台船を引船で曳航しながら海底の磁気異常を測定・記録して磁気異常の位置を確認するものでした。

観測船曳航のようす 観測台船上での測量作業



砲弾の磁気異常波形


探査結果の磁気異常点位置図


磁気探査を行なうと運河の底にはたくさんの磁気異常がありこの中に不発弾もまぎれ込んでいました。

磁気異常点はダイバーによって,一点一点確認され,不発弾が回収されていきました。

技術スタッフと現地作業員(砂漠の昼食)

人出の多い休日の運河

2階から買い物

当時のエジプトの紙幣
事務所兼宿舎のアパートの2階から籠にお金を入れて下ろし,オレンジを買っています。エジプトの紙幣は上から20EP(エジプトポンド),1EP,25P(ピアストル)(100P=1EP)。
物価はかなり安く,日本に帰国するとお金の無くなるのが早くてビックリしました。

日本国内,海外で不発弾探査を行ない
工事の安全確保にご協力しております


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